気圧の変化がなぜ体調に影響するの?
近年、気圧の変化によって頭痛などの体調不良を起こす方が増えているようです。
気圧以外にも寒暖差や湿度の変化で体調を崩す方もおられますが、
これらを総称したものを「気象病」と呼んでいます。
気象病は、気圧や気温によって自律神経のバランスが乱れることで発生すると
考えられています。
潜在的な患者の数は1000万人にものぼると言われていますが、
季節の変わり目や雨の日になんとなく不調になるというのも
気象病の一種と言えるでしょう。
気圧が下がると身体の外からの圧力が減り、血管が膨張します。
すると、自律神経の一つである交感神経が働いて血管を収縮させます。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立つものですが、
どちらかの働きだけが活発になる、片方の働きが鈍くなるなど
バランスが取れていない状態を「自律神経が乱れている」と言います。
気圧が急激に下がると交感神経の働きが必要以上に活発になり、
身体や心が緊張している状態が続いてしまいます。
低気圧で不調を感じたときは、意識して副交感神経の働きを促すよう
気持ちを落ち着け、リラックスすることも大切でしょう。
日頃から心身の状態を整えることで、気象の変化でも
バランスの崩れにくい自律神経を保つことができるようになります。
なかなか良くならない慢性的な気象病でお悩みの際は
お気軽にマッサージケア学芸大までご相談ください。
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